第58回 フラッシュバック 光の館から帰ってきてしばらくたつのですが、なんだかボーっとしてしまうのは、 秋になり影に気持ちが吸い寄せられているだけなのでしょうか。 それにしても、光の館の印象が泉の水のように、 しばらく無
第56回 それは決まってカメラを置いてきた時 災害は忘れたころにやってくる、という言葉があるが、それに付け加えたいのは、 <新しい発見は忘れたころにやってくる>という言葉、それと、 <新たな発見の写真を撮り
第50回 相変わらず若葉酔い 相変わらず、赤頭巾はおばあちゃんのうちにたどり着いていません。 相変わらず、あっちの葉っぱ、こっちの花と渡り歩いているのでした。 輝く葉はあまりに物質離れしていて、夢のようです
第49回 若葉の迷い 今はゴールデンウィーク天気のいい日が続いています。 ゴールデンウィークは大変です。 店の業務以外に、家の仕事があります。 田植えのための種まきの準備をしなければいけません。 籾種をまく
第47回 再び影との語らい とうに日本に帰ってきています。 夕暮れの西の空にお月様が細い三日月から次第に太り始めています。 この月が期待で胸を膨らませ満月としてはじけた時、イースターの祭りがやってきます。 祭りへの期待の
第43回 影を追いかける エーッと、朝の泡と星のお勤めを眺めた後(前回の続きです)私はさらに歩いていきました。 ここまでくればしめたもの、世界はすっかり変わってしまった。 後はこの空気の中で深く息をしながら、いろんなもの
第38回 ただ何となく もともと好きなことは日向ぼっこだったのです。 時間さえあるとよく人がいないところに出かけては、 水面を見つめていることが多かったように思います。 こういう自分は、あまりに年寄りくさく、とても明るく
